こんにちは。トゥーミー広報部です。
「結婚したい」と答える未婚者は男女ともに8割を超えているのに、未婚率の推移は右肩上がり。
このままいくと独身者は日本の人口の半分に到達する見込みとなります。
なぜ皆婚社会でなくなったか気になりますね
日本ではかつて社会の大半の人々が結婚する「皆婚社会」が成立していました。
目次
なぜ独身でいるのか
2015年に国立社会保障・人口問題研究所が実施した第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)によれば、25~34歳男女の「独身にとどまっている理由(3つまで選択可)」は以下の通りです。
【男性】
- 1位 適当な相手にめぐり会わない(45.3%)
- 2位 まだ必要性を感じない(29.5%)
- 3位 結婚資金が足りない(29.1%)
- 4位 自由さや気楽さを失いたくない(28.5%)
- 5位 趣味や娯楽を楽しみたい(19.4%)
- 6位 仕事(学業)にうちこみたい(17.9%)
- 7位 異性とうまくつきあえない(14.3%)
- 8位 住居のめどがたたない(7.2%)
- 9位 まだ若すぎる(3.8%)
- 10位 親や周囲が同意しない(2.7%)
【女性】
- 1位 適当な相手にめぐり会わない(51.2%)
- 2位 自由さや気楽さを失いたくない(31.2%)
- 3位 まだ必要性を感じない(23.9%)
- 4位 趣味や娯楽を楽しみたい(20.4%)
- 5位 仕事(学業)に打ち込みたい(19.1%)
- 6位 結婚資金が足りない(17.8%)
- 7位 異性とうまくつきあえない(15.8%)
- 8位 住居のめどが立たない(5.1%)
- 9位 親や周囲が同意しない(4.8%)
- 10位 まだ若すぎる(2.4%)
良いお相手に出会えていない
男女ともに6割以上の方が、自分の意思に反して独身でいることがわかります。1位(適当な相手にめぐり会わない)と7位(異性とうまくつきあえない)は「結婚をしたいけどしていない」、それ以外の回答(必要性を感じていない等)は自らの意思を以て「結婚をしていない」を選択していることがわかります。
結婚したことのない人は4人に1人
国勢調査の年代別男女の生涯未婚率によると、1970年の男性1.70%・女性3.33%から、約半世紀で未婚率は男性で約14倍に跳ね上がっています。
男性のおよそ4人に1人が、女性のおよそ7人に1人が50歳まで一度も結婚したことのない独身者ということになります。独身者が多数派になりつつあるとはいえ、まだ一般的に独身者の増加は社会問題、そして公的生活の衰退の兆しとして扱われることが多くあります。
独身でいるメリット
そんな中、あえて独身を選ぶことのメリットを見ていきましょう。
米国労働統計局(BLS)によると独身者の方が既婚者よりも休日を楽しむ時間が長い傾向にあります。
独身者が1日の中でスポーツや運動、レクリエーションを楽しむ時間は、既婚者よりも約3分長く、テレビを見る時間は約16分、パソコンを趣味で使ったり、ゲームで遊ぶ時間は約15分長く取れています。
独身者はよく運動をし、よく眠り、新しい経験にも前向きです。
充電するための1人の時間をより多く確保できていることがわかります。
結婚をした場合、配偶者の行いに対して同等の責任を負うことになります。例えば、お相手が奨学金を払い終えていなかった、クレジットカードの返済が膨らんでいた、起訴された場合に責任が生じる等…。夫婦は連帯責任です。
独身者は責任を背負わず、自由に恋愛ができ、自由にお金が使えます。
「自分でしたことにだけ責任が生じる」。巻き込まれることはありません。
内閣府発表の「結婚・家族形成に関する調査」を見ると、既婚女性の年収は低いことがわかります。
既婚女性の年収
- 300万円未満 35.7%
- 300~400万円 17.1%
- 400~500万円 20%
- 500~600万円 23%
- 600万円以上 16.3%
男性は年収が上がるほどに未婚率は下がりますが、女性の場合はその逆で、年収が1000万円を超えると未婚率がグンと跳ね上がり、1500万円超のバリバリのキャリアウーマンは7割が未婚です。
「40~50代未婚男性」幸福度の低い訳独身でいるデメリット
情報弱者にならないよう、合わせてデメリットも見ていきましょう。
配偶者控除・配偶者特別控除ともに、養う負担を調整するために設けられています。
所得税・住民税の納税額を以下の条件で比較します。
- 35歳女性年収1,000万円
- 既婚者(結婚していて専業主夫、子供なし)
- 独身者
結果、既婚者のほうが税負担が約11万円軽くなります。子どもが16歳以上になった場合、扶養控除も使えるので税制優遇が大きくなります。
独身者はこういった制度はなく、既婚者ならではの税制優遇といえますので認識しておきましょう。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを組んでマイホームを新築したり購入したりした人が、10年にわたって受けられる減税措置です。一戸建てでもマンションでも構いません。土地と建物の両方が対象となり、適用条件は異なりますが新築物件でも中古物件でも受けることができます。
しかし購入する場合、立地を勤め先を優先するか、地元か。間取りは最低限か、誰かと住むことを見据えて広い所か。
独身者の住宅購入はよほど強い意志がないと決断が難しいです。
親からは「結婚も子供も自由でいいから」と言われていたけれど 結婚をして欲しそうな雰囲気を感じることがあります。
「 松坂桃李と戸田恵梨香ステキだね、結婚式見てみたいね」
「結婚しなさいよ」という強要ではなく、高齢になり終活を始めると「あの子は一人で大丈夫かな」と不安になったり、周囲から「お子さんまだ一人なの?」と話題にされて肩身の狭い思いをしている親御さまもいます。
年齢を重ねると生活に不自由が生じ、誰が面倒を見てくれるのか、介護資金を満足に用意できるのかを考えます。
突然倒れた時に、誰にも気づいてもらえず孤独死をする可能性もあるので、その場合の葬儀や遺品の片づけを誰かに依頼しておく必要もあります。老後は友人との付き合いよりも家族との繋がりがより強くなるため、単身での生活は計り知れない虚無感に襲われます。
独身でいると決めたら事前準備を
独身のメリットは自由であること、デメリットは孤独感が考えられます。
結婚をしないと決めた方は、人生を逆算して健康管理やライフプランニングをお勧めします。そして1番重要なことは、いざという時に頼れる人間関係づくりをしておくことです。
仕事が楽しいからと独身を決めた方は、その仕事がいつまで続けられるのか、果たしてそのやりがいは65歳になっても味わえるものなのか、熱量が冷めないか、一人で迎える老後が楽しいものであるか、出来る限り想像を働かせてシミュレーションしてみましょう。
結婚はひとりでは味わうことのできない心の安らぎを得られます。家族を通して新たな出会いが生まれる可能性も多いにあります。
独身でいることのメリット・デメリットを比較して「結婚をしてみてもいいかも」と感じたのなら、あなたが理想とするお相手探しを全力でサポートいたします。
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